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記事: トラベルブランドとは、移動にしか使われないバッグを量産することでしょうか?

トラベルブランドとは、移動にしか使われないバッグを量産することでしょうか?

トラベルブランドとは、移動にしか使われないバッグを量産することでしょうか?

東京、北京、ハワイ、ロサンゼルス、そしてまた東京。

今でも月に一度は海外を行き来し、人一倍移住を繰り返してきた私にとって、トラベルブランドを立ち上げ、成功させることはずっと夢でした。

ワンピースで例えるなら、ルフィにとってのラフテルのような存在。
そこに辿り着くために、私は遠回りをしました。

「トラベルブランドを始めるなら、まずはSNSで影響力を持った方がいいのではないか?」

そう考え、23歳の頃からコツコツと積み上げてきたSNS。
総フォロワー数70万人。「総フォロワーという数字に意味はない」とも言われますが、私にとっては夢に向かうためのエターナルポースのようなものでした。

少し漫画の比喩が多すぎるので簡単に言えば、
ブランドを立ち上げるという夢のために、私はSNSという長い遠回りをしていたのです。

そして28歳になった去年、
ついに夢だったトラベルブランド「369(MIROKU)」を立ち上げました。

「ベルト付きのバッグがあれば、旅行に使いやすいのでは?」
「巾着と今風のトートを組み合わせたら、アイコニックで可愛いのでは?」

そうして試行錯誤の末に生まれたのが、前作の「結」と「彩」です。

自分が作ったバッグを持って旅に出る。
それは想像以上に胸が躍る体験でした。

ですが、旅の途中でふと気づいたのです。

トートは可愛い。でも、東京での仕事用として使う頻度の方が高い。

旅行用バッグとして作ったはずなのに、旅の最中に実はほとんど使われていないのではないか?!これは盲点でした。

SNSで皆さんが投稿してくれる姿を見るたびに、涙が出るほど嬉しかった。
でも同時に、空港で使われたあとはホテルの一角に置かれ、パッキング前夜まで出番がないのではないか、とも思っていました。

そこで、もう一つ気づきます。

私自身、クローゼットに20個近いバッグがあるのに、
旅に必ず連れて行くのはたった1つか2つ。

なぜそのバッグなのだろう。

ある日、クローゼットを開けて、今まで直感で選んでいたバッグを改めて観察し、その理由を言語化してみました。

①ペットボトルが入る(私は水が手放せない)
②とにかく軽いこと
③小さすぎず、でも大きすぎない絶妙なサイズ
④どんな服にも自然に馴染むデザイン

自分で言語化できた理由を噛み締めて、納得したと同時に思ったのです。

「この条件を、369として形にできないだろうか?」

移動のためのバッグではなく、
旅の最中に使われるバッグを作ること。

それがミニバッグを作ろうと思ったきっかけでした。

 

巾着は「結」「彩」のスピリットを受け継いだデザイン。
フォルムはよりスタンダードで、タイムレスな形に。

重さはなんとiPhone以下という驚くほどの軽さ!

そして小結が完成して、初めて訪れた海外が台湾でした。

その旅で私は初めて、

空港から街歩き、カフェ、夜市、そして帰国まで
最初から最後まで、369のプロダクトを使い続けられたという感覚を味わいました。

「旅の最中に、ちゃんと使われている。」

それは想像以上に嬉しくて、
これこそが私の作りたかったトラベルバッグなのだと、静かに確信しました。

移動のためだけではなく、
旅の時間そのものにパートナーになること。

海外は、時に孤独になりやすい場所です。

言語が通じない、文化がわからない、

今でこそトリリンガルですが、
私の語学力や、どんな環境にも適応できる力は、生まれ持ったものではありません。

海外で生き抜く厳しさを、人一倍、いえ、人三倍経験してきた結果として身についた「副産物」にすぎません。

そんな時間に369(Miroku)が寄り添えたら、

これが369(Miroku)が目指す「トラベルブランド」です。

by Yuna

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